私は誰だ

永遠に守る、そう誓った

かつてオタクだったリア友たちと、(昔のように)遊びたいという話

※ 今回はシャドウバースのブログではないです。

シャドバ新弾がリリースされて10日ほど。僕自身は今のところそれなりに楽しめているなあという感触です。 その新弾リリース前日に、昔からの友人ABと話をして気づきがあったので雑に書いておくことにしました。


時は遡ってスマホ黎明期。中学生だった僕たちの娯楽は遊戯王でした。友人Aはインフェルニティを使い、友人Bはクジャドルを使い、僕はカオスライロを使ってキャッキャウフフしていました。

中坊の僕たちに金はなく、また僻地のクソ田舎に住んでおり、競技シーンとは無縁の生活。時にプロキシを許してカジュアルに遊んでいました。それでもちょっとお金ができればホビーオフに行き、ゴールドパックのラインナップに一喜一憂し、授業中にはルーズリーフにデッキリストを書き殴って、どんなカードを採用すれば満足のいくデッキが仕上がるかを妄想して過ごす毎日でした。


時は戻って2020年。僕含め、友人ABも酒を飲むのが当たり前の年齢になりました。 ご時世もあってゆっくり話をするのも久しぶり。同期の誰それが結婚したとか、誰それは今何やってるとか、そういう話がしたくて集まったよね、みたいな話をしながら酒を飲んでいました。

飲みの中盤以降、前から友人AがVTuberが好きだと知っていた事もあり、雑談の中でその話題になりました。友人Bも大学では模研に入っているくらいでその手の話題はいけるらしく(これは偏見かもしれない)、にじさんじがどうだ、ホロライブがどうだ、と盛り上がりました。僕は、「なんだ、こいつら今も普通にオタクじゃん」と思いました。


「なんだ、こいつら今も普通にオタクじゃん」と思ったと同時に、「こいつらシャドバに引き込めないかな?」と思いました。別にシャドバである必要性はありませんでしたが、ちょっとした時間に古い友人と遊びたいな、という欲求を自覚したのです。勝ち負けが明確に分かる、それでいて五分に近いレベルの試合ができるゲームでワイワイしたいなと思いました。 昔遊戯王デッキリストを授業中に考えていたこいつらならワンチャンあるんじゃないか?などと考えて、「明日から新弾なんだけど、一緒にどう?」と話をしてみました。

反応は、気乗りしなさそうに苦笑いする程度でした。これから忙しくなっていく未来が予想できる友人たちだったので、正直その反応は想像通りでした。自分自身、ワンチャンあるんじゃないか?は、トチ狂って始めてくれないかな?くらいの期待値しか持っていなかったので、まあそうだよねという感じでした。

友人Aは昔からポケモンが好きで、剣盾のDLCも購入してプレイしていました。しかし、聞けばポケモンのオンライン対戦も辞めてしまったそう。メタゲームの変化や情報戦のやり取りに疲れてしまったそうでした。

冷静に考えてみれば、シャドウバースに限らず、対戦ゲームをプレイする上で僕たちは莫大な労力をそこに投じなければいけません。例えばカードゲームなら、そもそもの択の選択を正しく行うためのトレーニング、新たなアーキタイプの発見・拡張、メタゲームの変化とそれに見合ったデッキ選択。そして何より高い障壁となるのが、そこで獲得した能力・技術の賞味期限の短さ。

シャドウバースを例に挙げれば、1シーズン3ヶ月あるうちの3ヶ月目はアディショナルカードの追加によって全くの別環境、カード能力調整があったシーズンは実質的な1シーズンは1ヶ月しかありません。その中で細かく環境は動き続け、3日前のデッキが産廃になっていることも少なくありませんでした。幸いシャドウバースは継続してゲームをプレイしていれば資産が枯渇することはほとんどありませんが(Cygamesに感謝)、ライト層がカジュアルに遊ぼうと思うと好きなデッキ選択をするためには散発的な課金も必要になってくることもあるかもしれません。どうやら、カードゲームは継続していくコストがゲームの中でもとりわけ高いのだということにようやく気がつきました。 頭では分かっていたつもりでしたが、実感を伴った気づきでした。

FPSだってエイムの練習とかしないといけないしカードゲームと似たようなものだろう、と考えていましたが、エイムはFPSゲームにある程度共通の部分があるだろうし、タイトルが違っても基本的な要素は似ていることが多そうな気がします。昔からFPSをよく遊んでいればおそらくカードゲームほど要求される時間は多くないのではないかと想像します。

友人Aは最近雀魂をやっているそうです。それを聞いてすごく納得しました。麻雀には、スタン落ちがないし、3ヶ月で環境は変わらないからです。それでいてプレイヤー数も多く、年齢層も幅広く、アプリによってカジュアル層を受け入れるだけの幅があるからです。それから、VTberにハマっている理由も納得しました。自分が手を動かさなくても、面白くて可愛いコンテンツが流れ込んでくるからです。

友人ABとはボードゲームアリーナで遊んだり、(確か)ドミニオンも一緒にプレイしたりしました。それはそれで楽しかったんですが、僕はもう一声、ある種の"ヒリつき"を期待してしまいました。カジュアルゲームにはカジュアルゲームの良さがありますが、そこで満たせないものも当然あるよなという気持ちです。

当たり前ですが、僕はどのコンテンツも貶めるつもりは一切ありません。麻雀はあまりやりませんが、僕自身VTberの配信が好きで、裏で流しながらゲームしています。何となく時代に合っている気もします。BGAには課金しています。

眠くなってきたので纏まらないまま書き終えるのですが、何かそういうちょっとワクワクできるゲームなり何なりでまた旧交を温めたいものだ、と思った年始でした。ゲーム云々は別として、長く付き合いを続けてくれる友人たちには無限の感謝です。

おわり。


TRPGとかマーダーミステリーには別種のワクワクが期待できるのではないかとちょっと想像していて、(特にマーダーミステリーはプレイしたことがないので)強い興味を持っています。読んでくれた方で既プレイの人がいたら、ぜひ誘って欲しいです。基本暇です。

TRPGは何度かプレイしていて、結構満足感を得られた卓もあったのでまたやりたいなあという気持ち。

あとどうでもいいけど文中の友人Aとホロライブは無関係ですし、僕自身の推しは「白銀ノエル」です。

本当におわり。