私は誰だ

永遠に守る、そう誓った

スペル軸のマナリアウィッチについて。

あけましておめでとうございます!2019年は躍進の年にできるように頑張ります!

さて自分は今期もローテのグラマスを達成し人権を獲得したということで、マナリアについて、とりわけスペル軸のマナリアについてサクッと書こうと思います。既に多くの人がマナリアについて書いていると思いますが一意見としてご覧ください。また、確定枠の項目あたりまで初心者の方も読めるようにかなり丁寧に書いているのでサクッと読みたい方は読み飛ばして採用候補あたりから読んであげてください。

もくじ

  • ゲームプラン
  • 確定枠
  • 採用候補
  • マリガン
  • おわりに

ゲームプラン

スペル軸のマナリアには、大きく2通りの勝ち筋があります。

  1. ドロシーウィッチで勝つ
  2. ギガントキマイラウィッチで勝つ

ドロシーウィッチで勝つ

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マナリアタイプのフォロワーには、ドロシーのように自らのコストを下げていくフォロワーが存在します。

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これらのフォロワーはサイズこそ中型ですが、4面程度以上一気に展開することで相手に全処理不可能な盤面を構築し、そのまま押し切ることを目指したプランです。ミラやアンの自身の効果によって、手札を減らすことなく盤面を構築できるため、ある程度継続的に盤面を構築し続けることができることを生かしたプランです。

ギガントキマイラウィッチで勝つ

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マナリアの魔導姫・アンというカードから手に入る、アンの大魔法というカードは10tに対面に死刑宣告をするカードと言ってもよく、その決定力はギガントキマイラを凌駕していると言っても過言ではないでしょう。

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このカードの存在によって、マナリア対面では10t前までにゲームを決着させる、もしくは体力を20に保ち続けて大魔法だけでは負けない状況を作れるリーダー以外を認めない環境になってしまっています。


序盤に手札を整えて、中盤にドロシー展開をし盤面を逆転、加えてW特有の強力な除去によって盤面の再逆転を許さず、そのまま10tに大魔法で決着をつける。これが主なスペル軸のマナリアウィッチの戦い方になっています。

確定枠

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僕は基本的にこの30枚を構築の基盤として考えています。これ以外のカードを入れたくないところではあるのですがデッキは40枚必要なのであと10枚足さないといけません。何を入れようか。

その前に確定枠のカードについて簡単に触れたいと思います。

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最強カード。スペルブーストを進めつつマナリアブーストを進めて、さらにスペルブーストを進められるマナリアカードを手札に加えるスーパーウルトラカードだと思っています。ゲームに関与しているかどうかでマナリアカードのパワーが雲泥の差になるくらいには強い。

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強カード。マナリアブーストを進めつつマナリアフォロワーをサーチしてくるカードで、今のマナリアデッキを強く支えているカードです。ゲームに関与しているかどうかでマナリアカードのパワーが月とすっぽんの差になるくらいには強い。

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3/2/3と標準的なスタッツを持ち、さらに守護をデフォルトで持っているただただ偉いカード。後攻では4tに進化権を含めて2面処理しつつ、マナリアブーストを2進めることができるカードでもあります。加えて多面処理を可能とするマナリアスペルを持ってくることもできる偉いカード。

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確定枠とするには怪しいカードではありますが、先に述べたとおりこのデッキは序盤の準備が必要なデッキで、そこで攻め込まれて負けるのが負け筋の一つです。それを雑に解決するカードの一つなため確定枠として1枚採用しています。

  • その他スペル

従来のスペルウィッチに見られたカードたち。依然として0コスト導きや0コスト握撃は破格の性能で、またデッキからカードをドローすることはマナリアカードを手札に加えることに繋がるためマナリアカードのバリューを高めることにも繋がるカードたちです。

採用候補

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僕が検討したカード、及び言及したいカードのみ掲載しているため当然これ以外のカードの採用も可能性はあります、悪しからず。さて行きましょう。


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よく比較対象に「未来視の魔女」「ピースフルサモナー」が挙げられます。2コスト使って1枚ドローするカードで、うん、って感じのカードです。コストが余ったところで打って他のカードのスペルブーストを進める目的で採用されることがあります。未来視の魔女に対する優位性として、前述した点に加えてマナリアカードを手札に増やせる可能性が高い(フォロワーを手札に加えることもあるため)ことが挙げられるでしょう。

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探偵の調査と比較対象となるカード。違いは、本体がフォロワーである点、本体が5ppで(探偵の調査はエンハンス6)で若干邪魔になりやすい点です。未来視と併用する際には、本体がフォロワーなので未来視からこのカードをサーチしてくることがない点は探偵の調査より優れています。2ppで打つ際には現状のカードプールにおいてはほとんど同じですがサタンの眼光に引っかからない、というのもあるでしょうか(ほとんど関係ないけど)

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上記2枚と比較されがちなカード。このカード自身はスペルブーストを進めることができないこと、マナリアフォロワーを持ってくることができないことなどがデメリットとして挙げられますが序盤に攻め込んでくるロイヤルなどに対して2/1/2のフォロワーを置くことで序盤の被害を大きく軽減することができることが優位点でしょう。

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枠に困ったら突如現れる便利な除去枠。ただウインドブラストや握撃といった強力な除去を有するウィッチにおいては手放しに便利な除去というほど便利ではなく、またエンハンス6が非常に邪魔で手放しで入れたいカードではないと思っています。とはいえ虚数物体やヴィーラを処理できるカードでもあり当然採用候補に入ってきます。

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2/2/2枠。マナリアであることを優先するか、その上でうまくいけば無償でマナリアスペルを入手するカードか、エンハンスで確実にマナリアスペルを入手するか、それともマナリアブーストは諦めてスペルブーストしつつ2/2/2を展開することを選ぶのか、など三者三様のカードです。結論から言えば現状僕はこれらのカードは全て不採用にしています。マナリア2種はオーウェンのサーチでこれらのカードをサーチしたらあまりにもパワーが低い点を気にしているから、ゴーレムの錬成はスペルウィッチは2/2/2を出して喜ぶデッキではない、と考えているからです。先に述べたとおり、マナリアウィッチは「序盤に手札を整えて、中盤にドロシー展開をし盤面を逆転、加えてW特有の強力な除去によって盤面の再逆転を許さず、そのまま10tに大魔法で決着をつける。」デッキです。序盤は多少テンポロスしてでも、未来視などを展開し確実に手札のカードのバリューを上げることを優先するべきだと考えています。以上の点からこれらのカードは不採用になりました。

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3/3/3とスタッツに優位性があり、またファンファーレでスペルブーストを進めつつ進化時に強力な除去を手札に加えるカードです。以前の記事で僕はこのカードをボロクソ言ってるんですけど、弱いってほど弱くはなかったです、すみません... 中盤の逆転に寄与することもあり悪いカードではないと思います。ただこのカードはマナリアカードではない点、3ppである点、スペルブーストができないシーンもある点など加味して腐ることも少なくないと思います。

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事前評価で死ぬほど低い評価をしていたカードその2です。このカードも想像の数倍強かったです...。マナリアカウントを確定で2進めてくれる点、また確定で防陣を加えてくれる点が優秀であり、また暇になりがちな奇数ターン、特に3tのコストを埋めてくれることが評価点で、オーウェンのサーチに引っかかる点を加味しても十分強いカードでした。ただし、ミラ・アンを引けないと勝てないのは変わらずであるため、ピン、あるいは2枚の採用に落ち着きそうです。

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このカードは逆に、事前評価に対して想像していたよりは機能しなさそうと感じたカードでした。そもそも本体が4ppと重めであること、またトークンとして手札に加える才能の開花も4ppとかなり重いこと、大魔法を9ppにするためには要求値があまりに高いことなど、ミラーマッチにおいて機能を期待していましたが実際は使用に堪えるものではなかったと思っています。早いデッキも環境に増えてきた中で4ppを使ってまで採用する価値のあるカードとは判断し難く、現状は採用なしとしています。

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0ppのアルベールと形容されることもあるこのカードですが、0ppにならなくても2,3pp程度までは容易に下がるため、大魔法だけでは足りない打点を補ってくれるカードです。ミラーにおいて後攻不利を改善しているカードと言われることもありますが、先攻も同じカードを持っていて結局おじゃんやないか!ってなるので単純にスペルウィッチ部分のパワーカードの一つだと考えるのがいい、と思っています。ただ元のコストが9ppとかなり重く、事故要因になり得るので2枚の採用が好みです。

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前環境のギガントキマイラウィッチから見かけるカードですが、今期も強く使えるときはかなり強いです。しかし、中盤から終盤に引いたら弱いこと、序盤はマナリアカードを優先したいためキープできない点などが向かい風で採用が敬遠されることが多くなっています。そもそも露骨なランダム要素が嫌いって話もありますけど。とは言えミラーの後攻で機能すると非常に強いカードでもあり、Tier1がマナリアの環境である以上ミラーを想定して採用も検討し続けなくてはいけないと思います。

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一番わかりやすい使い方は、「ミラーマッチの後攻で9tに置いて大魔法を1t遅延して勝つ」です。が、そうなる前に相手の盤面には大量のマナリアフォロワーが残っていることが多く、結局盤面に顔を詰められて負ける、なんてケースも少なくないのが実情ではあります。しかし後攻4tに進化権込みで最低限の2面処理を有していることもあり採用を検討するレベルではあると考えます。

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単純に3コスト4点除去として使うパターンや、狂信者にくっつけて7点の打点として使うこともありうまく使えると気持ちいいカードです。また盤面に残ったミラ進化にくっつけて9点通したりすることもできます。しかし3コスト4点除去がウィッチというクラスにおいて別に強くない点、3コスト払っているのにマナリアブーストが進まない点など嬉しくないこともそこそこ多く、枚数は減っていきそうです。

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3コスト4点除去なら、飢餓の輝きよりこっちのがドローもくっつくしよくない?という発想で検討したカードです。ちょっとした握撃としても使えるカードですがこれも結局3ppも使うのにマナリアじゃない、っていうのがネックなカード。とは言えドラゴンのサイズが大きいフォロワーを処理できたり役に立つシーンも少なくないため採用の余地があるカードではあると思います。


長々と書きましたが、これらのカードの中から役割を意識して好みで選ぶのが良いでしょう。また確定枠のカードで、枚数を減らしているカードを増やすのもありだと思います。

マリガン

さて、スペル軸マナリアウィッチのマリガンはかなり人によって意見が別れるところだと思いますが僕の認識をまとめようと思います。ただ、対面や先後で当然細かい差異はあるのである程度雑にまとめます。

そもそもこのデッキはスペル軸の"マナリアウィッチ"です。マナリアのバリューを高くみて、バリューの高いマナリアカードを叩きつけて勝つことが大切です。これがそもそものマリガンの基本思想です。

  • マナリアの知識

マナリアカードのバリューを死ぬほど高くしてくれるカード。全対面無条件でキープ対象としていいと思います。2枚目キープはかなり怪しいがハンドと相談してキープを検討してもいいと思います。

  • 知恵の光

先攻後攻問わず基本的にはキープします。1tでこのカードを打つとデッキが実質39枚からスタートするのでマナリアカードにたどり着きやすくなりますよね、ってお話でもあります。また序盤に手札に来たスペブカードを使いやすくしてくれるカードでもあり、多少の事故緩和にもなってくれる点も良いですね。


追記 2019/01/05(23:50)

ちょっとTwitter上でいろんな意見が見られたので追記しておきます。マナリアカードに到達しやすくするために1tに知恵を打つ、というのはどうやら確率的には間違っているかもしれないとのこと(ただし、僕が検証したわけでもなくいくつかそういうツイートを見ただけなのでそれが正しいのかは知りません)。ただ何れにしても僕は先後問わず知恵は1tに打ちたいカードです。 繰り返しになりますが、このデッキはマナリアデッキで、スペルウィッチではありません。スペルウィッチは知恵の光を後半に打つとたくさんのカードに対してスペルブーストをかけることができるので出来るインチキの幅がかなり大きくなります。対してこのデッキはマナリアウィッチ。スペルブーストを進めるよりも、マナリアブーストを進めないと絶対に勝てません。中盤は手札に増えてきたマナリアカードを連打し、その過程でスペルブーストが比較的自然に進んでいくデッキだと思っています。知恵の光にコストを使うことができるタイミングがいつくるのかはかなり先か、余裕がある時になってしまう。おまけにスペルブーストの恩恵はさほど大きくないことも少なくありません。それであれば、絶対にタイミングがある1tに打つことで確実に知恵の光を消化してしまいたい、という発想でした。

ただ、真実の宣告をはじめとしたスペルブーストの要求が大きいカードを積んでいるデッキなどではマリガンが変化することも理解できます。これは違うだろ、何言ってんだコイツという方はぜひツイートやブログでご意見を聞かせていただきたいと思います!歯切れが悪いかもしれませんが、こんなもんで勘弁してくださいorz


  • 運命の導き

強いカードであることに間違いありませんが、初手キープはかなり慎重にならなくてはいけません。なぜならこのデッキはスペルウィッチではなくスペル軸の"マナリアデッキ"だから。マナリアデッキは回れば手札が膨張しまくって手札を増やすカードは使いにくくなります。いや膨張する前に手札を整えるために導きはキープやろ、というのもわかります。序盤に細かいスペルを重ねて無理なく打てる状況が見えるのであればキープも視野ですが、それよりもミラ、オーウェンを探しに行ってドロシー展開を狙った方がいいと個人的には思っているため、初手キープについてはかなり懐疑的にかかった方がいいです。例えば、対面ロイヤルこちら後攻の時に、知識、オーウェン、導きといった手札が与えられた場合、僕は導きは返します。マナリアカードのバリューを高く使うことを第一に考えることが大切だと思います。

最強カードなのでキープしてください。

  • ミラ

宇宙を感じるカードなのでキープです。

  • 未来視の魔女

導き同様、かなりキープにはシビアになりたいカードです。しかし対面がロイヤルである場合などは2/1/2が採用している理由であるためにキープすることもあるでしょう。

  • アン

返しましょう。9コストが下がるのはかなり要求値が高く、手札にマナリアカードが増えてきた頃に後から引いてきてコストを下げていきたいカードです。

  • グレア

基本的には返したいですが、先後、対面を考慮しつつキープするか検討しましょう。序盤は手札が増えるカードを優先してキープしたいですね。

  • マジックミサイル

手札が膨らむカードをキープしたいと言ってはみたものの、マジックミサイルもキープしたいカードではありません。2/1/2が手札にあるケースや、対面次第で検討はしてもいいですがほとんどの場合返していいカードだと思います。

  • ノヴァフレア

基本キープしません。それよりもしっかり序盤はドロシー展開の準備のため、マナリアカードを増やせるようにした方が大概うまくいきます。

  • (真実の宣告)

キープしません。このデッキはスペルウィッチではなく、スペル"マナリア"ウィッチです。


かなり雑に書きましたが、もしこれはどうなんですか?とかあれば僕のTwitterにDMやリプを送っていただければ一緒に考えましょう!

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おわりに

スペルマナリアウィッチは前環境から世界大会をきっかけに多くの人が強さに気づいて回していたと思いますが、今期も引き続きのパワーデッキで現状ドラゴンをも凌いでTier1に君臨しているデッキだと思います。しかしデッキの形も変わって違うデッキになったと言っても過言ではありません。ミラーマッチは正直相当不毛なゲームですが、そうはいってもランクマッチレベルの相手であれば後手でも5~6割は取れると思います。しっかり手札にマナリアカードを溜め込み、打点を意識してゲームをしましょう!またスペル軸ではない純マナリアもありますが、そちらとは構築だけではなくマリガンやプランも大きく変わってくると思うので、別物として認識してくださいね。 要求エーテル量も少なく初心者の方にも作りやすいデッキ...ではありますが、プレイングには癖もあって難しいデッキだと思います。レートもいつから始まるかわかりませんが、Bo3もそろそろ気合い入れていかないといけない頃合い。ミラー含めてどんなリーダーや構築が流行るのか今から楽しみです!では。